現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 少女みな紺の水着を絞りけり |
2 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
3 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
4 | 夏濤夏岩あらがふものは立ちあがる |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
7 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
8 | アルミ缶捻りて海が遠くなる |
9 | 雷に怯えて長き睫かな |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
16 | 八月や六日九日十五日 |
17 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
18 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
19 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
20 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
21 | 竹皮をぬぐや土蔵を壊すまじ |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 海に出て木枯帰るところなし |
24 | 人生につまずき多し花冷えす |
25 | 入れものが無い両手で受ける |
26 | 愛人の麦のひがしを刈りのこす |
27 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
28 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
29 | 鴟尾すべり落つ天平の恋雀 |
30 | 星移る匂い袋の涼しき香 |
31 | 火美し酒美しやあたためむ |
32 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
33 | 大地いましづかに揺れよ油蝉 |
34 | 芋の露連山影を正しうす |
35 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
36 | 大和また新たなる国田を鋤けば |
37 | 青吉野、木樹の香を浴び六林男句碑 |
38 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
39 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
40 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
41 | をととひのへちまの水も取らざりき |
42 | 炎天に人間ひとり生えている |
43 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
44 | 雨の山坂ぎざぎざできれい妹あるけ |
45 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
46 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
47 | 死ぬ蝶は波にとまりぬ十三夜 |
48 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
49 | 風鈴の舌にもう来て秋の風 |
50 | 失禁の夢に泣く半夏生 |
2024年9月24日 16時31分更新(随時更新中)