現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年4月11日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 切干やいのちの限り妻の恩 |
3 | 海溝に貝の墜ちゆく夏の夢 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
6 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
7 | ちるさくら海あをければ海へちる |
8 | 無蓋車に揺られし記憶黍嵐 |
9 | 蛇笏忌の秋嶺峨々と秀を競ふ |
10 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
11 | 躍りたい蛇よ誰の腕にも種痘跡 |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | きざはしを斜めに踏んで星涼し |
14 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
15 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
16 | 波いまだ角張つてをり二月の陽 |
17 | 発つらしき白鳥首を振り合って |
18 | 孕鹿やをら立ちたる夕ごころ |
19 | 海を来し跫音ばかり秋となる |
20 | きんぴらのにんじん多き残暑かな |
21 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
22 | 目瞑りて木の瘤増やす晩夏かな |
23 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
24 | 神帰る神も仏も無い家に |
25 | 眼底に拭けぬ残像草城忌 |
26 | 囀りがゆっくり溶ける西行忌 |
27 | 八月は焼かれる身体焼く身体 |
28 | 烏瓜別れの間際の風を抱く |
29 | 戦争と畳の上の団扇かな |
30 | 枯葉舞ふ音の奏でるハーモニー |
31 | 八月の象の記憶に水たまり |
32 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
33 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
34 | 落椿われならば急流へ落つ |
35 | 犬がその影より足を出してはゆく |
36 | かたつむり黙って墓を守りをり |
37 | きさらぎのはかなさたるを分かちあふ |
38 | 木下闇大寺闇の近江かな |
39 | 楸邨忌夏の落葉を言葉とも |
40 | 元素記号の水だけ記憶海開 |
41 | 夢の中まで雪降るや木地師妻 |
42 | 励み鳴くちちろ都心のターミナル |
43 | 人は水の器流れる小川を抱き |
44 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
45 | 霜踏んで誰か故郷を思はざる |
46 | 滴りや闇を深める鍾乳洞 |
47 | 山奥の仄と声満つ田水かな |
48 | 押し流されてゆく遥かな僕に手をあげる |
49 | 清明や街道の松高く立つ |
50 | 一尺八寸換算できぬ夏の脳 |
2025年8月28日 13時19分更新(随時更新中)