現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月4日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | おそるべき君等の乳房夏来る |
3 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
8 | ゴールデンウィーク明けの財布尻 |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 夕桜闇やわらかに狂いだす |
11 | 身ひとつを信じて翔てり草の絮 |
12 | てんぷらやすでに鰭張る今年鯊 |
13 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
14 | 眼つむれば若き我あり春の宵 |
15 | 実のならぬ通草の花や梅若忌 |
16 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
17 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
18 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
19 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
20 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
21 | 水枕ガバリと寒い海がある |
22 | 空を歩む朗々と月ひとり |
23 | 素直なる心持つ日の花あかり |
24 | 頬骨の出るまで歩き菜の花忌 |
25 | いなびかり北よりすれば北を見る |
26 | 田植え前ムツゴロウになった一年生 |
27 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
28 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
31 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
32 | ふたまわり下の男と枇杷の種 |
33 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
34 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
35 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
36 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
37 | 日の丸を使はず捨てず みどりの日 |
38 | 考える人は考え昭和の日 |
39 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
40 | 苧環の花に倭人を遊ばせる |
41 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
42 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
43 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
44 | 彼一語我一語秋深みかも |
45 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
46 | 泳ぎより歩行に移るその境 |
47 | 赤富士の胸乳ゆたかに麦の秋 |
48 | 電池替えて黄金週間の義足 |
49 | ものの種にぎればいのちひしめける |
50 | 倦みておりへのへのもへの畑案山子 |
2024年4月26日 14時23分更新(随時更新中)