現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月5日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
3 | 去年今年貫く棒の如きもの |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 人に死し鶴に生れて冴え返る |
6 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
7 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
8 | 氷雨してだいだらぼっち腕を垂れ |
9 | しぐるるや目鼻をわかず火吹竹 |
10 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
11 | 姫はじめ以後やっかいな美学かな |
12 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
13 | 呆とあるいのちの隙を雪降りをり |
14 | 後朝の岐れし水を恃みけり |
15 | 初暦知らぬ月日は美しく |
16 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
17 | 正月の月が明るい手まり歌 |
18 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | いんぎんにことづてたのむ淑気かな |
23 | 初夢のなかをわが身の遍路行 |
24 | 萬難を排して余呉へ芹摘みに |
25 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
26 | 萍の隙間怖れし昔かな |
27 | 矢面に立つ人はなし弓始 |
28 | 英霊に大寒の雲夕焼けたり |
29 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
30 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
31 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
32 | 吾も春の野に下り立てば紫に |
33 | 生きるのが大好き冬の始めが春に似て |
34 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
35 | 餅花を見上ぐるたびに華やぎて |
36 | 六月の雲あわただし大庇 |
37 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
38 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
39 | 西日中電車のどこか掴みて居り |
40 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
41 | 日脚伸ぶ亡夫の椅子に甥が居て |
42 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
43 | 水中になほ水はじく水蜜桃 |
44 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
45 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
46 | 流燈や一つにはかにさかのぼる |
47 | はなやぎて月の面にかかる雲 |
48 | 金亀子に裾つかまれて少女妻 |
49 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
50 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
2025年8月28日 00時59分更新(随時更新中)