現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 羽抜鶏三歩走つて皆忘る |
2 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
3 | 黒葡萄彌勒菩薩を走らしむ |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
6 | ランボーを五行とびこす恋猫や |
7 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
8 | 二枚舌だから どこでも舐めてあげる |
9 | 春暁や土竜の跫聴きのがし |
10 | 腰かけて霧の晴れ間を待ちにけり |
11 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
12 | こんなよい月を一人で見て寝る |
13 | 白髪を梳くごわごわと無月かな |
14 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
15 | 天草を望む普賢にとんぼ飛ぶ |
16 | 曼珠沙華どこそこに咲き畦に咲き |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 妻を呼ぶでつかい十五夜見に出でよ |
19 | 粛々と雪の曼陀羅広がりぬ |
20 | 十二月八日古りたる人体図 |
21 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
22 | ちちろ虫女体の記憶よみがへる |
23 | 文化の日弊衣破帽の日は遠く |
24 | 羽抜鶏われを忘れて走りをり |
25 | 寒九晴れ地に伏すものは地に伏して |
26 | むさしのの空真青なる落葉かな |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 空を歩む朗々と月ひとり |
29 | 荒縄で藁縛られてある中秋 |
30 | いまも遺る奉公袋麦の秋 |
31 | 生きざまにのりしろ添えて菊膾 |
32 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
33 | ひととせはかりそめならず藍浴衣 |
34 | 雲雀墜落ワールドワイドウェップ |
35 | 声出すとこはれてしまふ鰯雲 |
36 | 駅までの点字ブロック春の雪 |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
39 | 日を受けて上向く蛇口亀鳴けり |
40 | 秋風や夢の如くに棗の実 |
41 | 天寿とは昼寝の覚めぬ御姿 |
42 | 運動会少女の腿の百聖し |
43 | 破魔矢手に生田の森を出で来たる |
44 | 小鳥来て午後の紅茶のほしきころ |
45 | わが少女匂う胸中のダリア昏れ |
46 | 畦青むア行はみんな優しい字 |
47 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
48 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
49 | ただよはぬやう踏みしめる春の雪 |
50 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
2024年9月21日 22時54分更新(随時更新中)