現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 咲き満ちてなほ咲く桜押し合へる |
2 | はくれんの花に打ち身のありしあと |
3 | 北風や青空ながら暮れはてて |
4 | 山の色釣り上げし鮎に動くかな |
5 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
6 | 死神を蹴る力無き蒲団かな |
7 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
8 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
9 | 空海の混じりておりし蕗の薹 |
10 | 雛あられしばらく致死量を超えず |
11 | 翡翠の影こんこんと遡り |
12 | 朝寒や小石大きな影を曳く |
13 | 手にふれし汗の乳房は冷たかり |
14 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
15 | むささびの神の影とぶ山の水 |
16 | 木犀の香や蝶番錆に耐え |
17 | 春めきてものの果てなる空の色 |
18 | 北風や石を敷きたるロシア町 |
19 | 夫逝く綻び初めし花のころ |
20 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
23 | 鮟鱇の腸の潮水あふれけり |
24 | 無鉄砲な梅の瑞枝が青空に |
25 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
26 | 七十路や新しき事弥生道 |
27 | 浜木綿に流人の墓の小ささよ |
28 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
29 | 父遠く時計の裏の冷たかり |
30 | 螢の夜老い放題に老いんとする |
31 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
32 | さくら咲く氷のひかり引き継ぎて |
33 | 永劫の涯に火燃ゆる秋思かな |
34 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
35 | 水の面のかげりやすさよ光悦忌 |
36 | 薄氷の草を離るゝ汀かな |
37 | 枯れ井戸に月光降りぬ綴れ刺せ |
38 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
39 | 凭りかかる柱のありし帰省かな |
40 | 曼珠沙華消えて大地に骨ささる |
41 | 老鴬や煖炉は灰をつめたうす |
42 | 蚯蚓なくあたりへこごみあるきする |
43 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
44 | 田遊びのあめのうずめのひろびたひ |
45 | 大空にうかめる如き玉椿 |
46 | 遺品あり岩波文庫阿部一族 |
47 | 会者定離繰り返しきし水打てり |
48 | 秋風の荷とねむりゐる渡り漁夫 |
49 | 方丈の大庇より春の蝶 |
50 | 蜃気楼途中に鬚を生やしおり |
2024年9月21日 17時54分更新(随時更新中)