現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年11月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 霧月夜美して一夜ぎり |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
8 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 秋惜しむ朝から雨と農日誌 |
12 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
13 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
14 | けふの月馬も夜道を好みけり |
15 | 初霜やていねいに溶く吉野葛 |
16 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
17 | 潟人の大長靴が枯るゝ戸に |
18 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
19 | 秋の航一大紺円盤の中 |
20 | 冬ざれの岬卒塔婆を包みけり |
21 | 柊の花一本の香りかな |
22 | 寒木瓜の刺の鋭き女坂 |
23 | 月光に深雪の創のかくれなし |
24 | 鋪装陰微に誰も経過を識らぬ陥没 |
25 | 一日もの云はず蝶の影さす |
26 | 夜の刻もたぬ日時計秋うらら |
27 | 三・一一神はゐないかとても小さい |
28 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
29 | 頬かむり解かず信濃の捨案山子 |
30 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
31 | 立秋の紺落ち付くや伊予絣 |
32 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
33 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
34 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
35 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
36 | 冬隣余生を臍で考へる |
37 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
38 | 白妙の菊の枕をぬひ上げし |
39 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
40 | 舟を呼ぶこゑは流れて揚雲雀 |
41 | 咳をしても一人 |
42 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
43 | 花八手ちからをぬくはどのくらい |
44 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
45 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
46 | 緑陰のベンチ男と缶コーヒー |
47 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
48 | 赤とんぼ今日はどの指停めようか |
49 | 早春の光を撥ねて鳥*翔ちぬ |
50 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
2024年9月26日 19時46分更新(随時更新中)