現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月16日のデイリーキーワードランキング
1 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
2 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | 冬の水一枝の影も欺かず |
5 | しんがりに昭和一桁花筏 |
6 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
7 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
8 | 秋風やひびの入りたる胃の袋 |
9 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
10 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
11 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
12 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
13 | 藁塚に一つの強き棒挿さる |
14 | ひげを剃り百虫足を殺し外出す |
15 | 老残のおでんの酒にかく溺れ |
16 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
17 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
18 | 綿虫はほとけの匂ひ好きな虫 |
19 | 春暁や水ほとばしり瓦斯燃ゆる |
20 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
21 | 十方にこがらし女身錐揉みに |
22 | 菫程な小さき人に生れたし |
23 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
24 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
25 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
26 | みよしのの百花の中やひそと著莪 |
27 | 日の中の水引草は透りけり |
28 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
29 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
30 | 還らじの人指折りて花朧 |
31 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
32 | 虚国の尻無川や夏霞 |
33 | 綿虫の目鼻を知らず働けり |
34 | へうへうとして水を味はふ |
35 | 花吹雪いづれも広き男の胸 |
36 | この国の言葉によりて花ぐもり |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
40 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
41 | 雨の中雲雀ぶるぶる昇天す |
42 | 逆縁の迎火を焚く路地の奥 |
43 | 去年今年貫く棒の如きもの |
44 | 木の芽風漆黒の膳拭き清め |
45 | 早乙女が着替へる納屋の月明り |
46 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
47 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
48 | 若狭乙女美し美しと鳴く冬の鳥 |
49 | 青梅が闇にびつしり泣く嬰児 |
50 | 早乙女の昼餉の足の泥乾く |
2024年9月27日 12時01分更新(随時更新中)