現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年3月31日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 桃の昼納戸マリアの眉みゆる |
3 | ロゼワイン耳より酔いし桃の昼 |
4 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
5 | 法話にも時には笑ひ彼岸寺 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | ペン先の割れない角度名草の芽 |
9 | 謎解けるまでのめり込む雪柳 |
10 | 秋の航一大紺円盤の中 |
11 | せりなずなごぎょうはこべら母縮む |
12 | せきをしてもひとり |
13 | リラ冷えや睡眠剤はまだ効きて |
14 | 信長が頷くちぢみほうれんそう |
15 | 振り向けばふるさと白く夕霰 |
16 | 校門を出て無口なる卒業子 |
17 | 霜の墓抱き起されしとき見たり |
18 | ひっそりと新樹の杜の百度石 |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 白秋の風の筋目に橋をおく |
21 | をみなえし又きちかうと折りすすむ |
22 | 新涼や顔浮かびくる師弟句碑 |
23 | 魔羅神にちかき棚田の落し水 |
24 | 柚子を椀ぐ華奢な住職仲間とし |
25 | 夕暮の花菜畑の淨土めく |
26 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
27 | 目薬をさして春野をあふれさす |
28 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
29 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
30 | 百千鳥もつとも烏の声甘ゆ |
31 | 春の日や あの世この世と 馬車を駆り |
32 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
33 | 北ぐにの蛾の舞ひ出づる能舞台 |
34 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
35 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
36 | ブラックホールへ吸われ行く花見客 |
37 | 亀鳴けり延命装置外すとき |
38 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
39 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
40 | 塩田に百日筋目つけ通し |
41 | 父方のその父方の梅白し |
42 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
43 | 母の視野のなかの起き伏し春嵐 |
44 | 鳥渡る貝の割れ目にナイフ入れ |
45 | 夜桜の茣蓙に陣取る家鴨かな |
46 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
47 | 一本の冬木に還る谺かな |
48 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
49 | お悔やみに言いそびれたる忘れ花 |
50 | クロッカス芽を出している三回忌 |
2024年9月23日 18時31分更新(随時更新中)