現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年6月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
4 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
8 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
9 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 夏暁我を亡ぼす夢に覚む |
14 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
15 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
16 | 短夜の明けゆく水の匂ひかな |
17 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
18 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
19 | 湯上りの顔一つあり盆の風 |
20 | ほろほろと山鳩鳴くや夏至の暁 |
21 | 空っぽの犬小屋匂う夏至の雨 |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
24 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
25 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
26 | 青芝や絹の靴下しごき脱ぐ |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 半夏生鰭長き魚切らるるよ |
29 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
30 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
31 | 青梅が闇にびつしり泣く嬰児 |
32 | 聾青畝ひとり離れて花下に笑む |
33 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
34 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
35 | かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ |
36 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
37 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
38 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
39 | 夕風や水口に置く余り苗 |
40 | くちなしの咲き乱れる家にいて |
41 | 咳をしても一人 |
42 | 逢いたくて逢えない輩露の玉 |
43 | 河豚鍋や善人並べて禿茶瓶 |
44 | 緑陰もまたおちつかず揚羽蝶 |
45 | 黒鯉は自意識つよし夏至の家 |
46 | 月見草はらりと宇宙うらがへる |
47 | 天帝のこころ尽しや梅雨晴間 |
48 | かたまりて日の斑つつけり紅葉鮒 |
49 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
50 | 酒蔵の閂堅し梅雨の蝶 |
2024年9月22日 09時08分更新(随時更新中)