現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年6月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 仮幻忌や蓮あらしの青こだま |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 去年今年貫く棒の如きもの |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
11 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
12 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
13 | 鯉幟もう子を叱ることもなし |
14 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
15 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
16 | 川幅のいきなり広き端午かな |
17 | 乳吐いてたんぽぽの茎折れにけり |
18 | ぬかご飯水辺の母は跼んでいた |
19 | 入れものが無い両手で受ける |
20 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
21 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
22 | 若葉潮 母はかなしきまで黙す |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | ぬかづけば遥かなる日やたかしの忌 |
25 | 魂を運び疲れて麦の秋 |
26 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
27 | 若鮎の二手になりて上りけり |
28 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
29 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
32 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
33 | わだつみに物の命のくらげかな |
34 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
35 | 行々子いつも水漬きし屍かな |
36 | 小流れに春足音の矍鑠す |
37 | 宿下駄に残りし春の冷えを履く |
38 | 納め句座切字が人の和を結ぶ |
39 | 鯉裂いて取りだす遠い茜雲 |
40 | 帰らんとすれば音して沙羅落花 |
41 | おそるべき君等の乳房夏来る |
42 | 菜種雨ナザレの人も濡れけるや |
43 | ひるがえる燕は天の句読点 |
44 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
45 | 最澄の瞑目つづく冬の畦 |
46 | 糠床の機嫌上々母の忌来る |
47 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
48 | 六月馬は白菱形を額に帯び |
49 | 稲雀黄色い声に白い声 |
50 | 八月や六日九日十五日 |
2024年9月23日 18時12分更新(随時更新中)