現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年4月1日のデイリーキーワードランキング
1 | ちるさくら海あをければ海へちる |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | ものの種にぎればいのちひしめける |
5 | 水打って糶のはじまる桜鯛 |
6 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
7 | 茱萸の実や歳月一気に巻き戻し |
8 | 春蘭の花とりすつる雲の中 |
9 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
10 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
11 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
12 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
13 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
14 | 乱暴しないで 別の乱暴をして |
15 | ビルとビルとのすきまから見えて山の青さよ |
16 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
17 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
18 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
19 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
20 | 手の薔薇に蜂来れば我王の如し |
21 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
22 | 深雪の富岳は重き無音界 |
23 | おーぼえの音域にいる瑠璃蛺蝶 |
24 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
25 | 炎天を泣きぬれてゆく蟻のあり |
26 | 花了へてひとしほ一人静かな |
27 | をばさんがおめかしでゆく海臝うつ中 |
28 | 一条の激しき水や青薄 |
29 | わが胸の春の部分が広がりぬ |
30 | 鈴が鳴るいつも日暮れの水の中 |
31 | 海鳥の羽散る海桐の花の香なり |
32 | 雲仙のとつくにひとも明治節 |
33 | 春眠のこの世の端のふくらはぎ |
34 | 嚴しさも優しさもあり催花雨 |
35 | 春暮るる花なき庭の落花かな |
36 | 弓弦葉や我に母あり父ありき |
37 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
38 | 糸ざくら風やわらかに生まれけり |
39 | 愛すべし椋鳥は鈴生り君は弓なり |
40 | 春寒し素直に落ちる砂時計 |
41 | 秋風の漣として届きけり |
42 | 良き土に淑き女寝かす真昼かな |
43 | 天耕の峯に達して峯を越す |
44 | 偕老とともに消えたり夏柳 |
45 | 百日紅の白は落丁かもしれず |
46 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
47 | 緋連雀一斉に立つてもれもなし |
48 | ミモザ咲く昨日とちがう風のあり |
49 | 一片の落花のあとの夕桜 |
50 | 霧氷ならざるは吾のみ佇みぬ |
2024年4月30日 05時46分更新(随時更新中)