現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年9月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | 不知火や湾の一灯焦がれゐる |
7 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
8 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
13 | 星空へ店より林檎あふれをり |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
17 | 温泉烟に吹かれて返す道おしえ |
18 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | 笑っても沢庵漬けは噛み切れぬ |
21 | 逆らわず従わず行く鴨の陣 |
22 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
23 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
24 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
25 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
26 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
27 | 重ね着の中に女のはだかあり |
28 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
29 | 後戻り出来ぬ葉先のかたつむり |
30 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
31 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
32 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
33 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
34 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
35 | 別れ来て冬の鏡におのれ恃す |
36 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
37 | 昼あつく蚊帳吊る紐を垂らしたり |
38 | 白菊とわれ月光の底に冴ゆ |
39 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
40 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
41 | 沢庵の石の落ち着く寒暮かな |
42 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
43 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
44 | 倒れるまでタイヤ転がる寒い空港 |
45 | 千の手の一つを真似る月明かり |
46 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
47 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
48 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
49 | 鳥わたるこきこきこきと缶切れば |
50 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
2025年8月29日 00時21分更新(随時更新中)