現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 眼底に拭けぬ残像草城忌 |
2 | 台風に目ありピエロに泪あり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
5 | 若楓奔流町の端を過ぎ |
6 | 聖五月郵便受けは空のまま |
7 | 鍵束に覚えなき鍵星迎え |
8 | 磐石をぬく燈台や夏近し |
9 | 外套を函の形に畳みけり |
10 | 秋たつや茶柱立つても立たいでも |
11 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
12 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
13 | すでに木の名持たぬ切株春の森 |
14 | いつとなくたがいちがひの浮寝鳥 |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 目覚めけり青き何かを握りしめ |
17 | 夕桜折らんと白きのど見する |
18 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
19 | 秋つばめ七つの丘の古き街 |
20 | いづれのおほんときにや日永かな |
21 | なにほどの快楽か大樹揺れやまず |
22 | ひと口を残すおかはり春隣 |
23 | 春深くケセランパサラン増殖す |
24 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
25 | 枯るる貧しさ厠に妻の尿きこゆ |
26 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
27 | 陽炎や巨岩そのものが舟歌 |
28 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
29 | 毀れゆく冬の地球に立ちつくす |
30 | むさしのもはてなる丘の茶摘かな |
31 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
32 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
33 | 分け入つても分け入つても青い山 |
34 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
35 | ひややかに心戻りし桜の実 |
36 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
37 | 栓抜を探しておりぬ秋の蛇 |
38 | ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ |
39 | こいのぼりかたちがあってないような |
40 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
41 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
42 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
43 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
44 | 春愁やはたらかぬ手の指ほそく |
45 | しんがりに昭和一桁花筏 |
46 | 目配せして赤点六つの通知票渡す |
47 | 目薬をさして春野をあふれさす |
48 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
49 | 蚕揺れおのれ失ふほど吐ける |
50 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
2024年9月24日 20時52分更新(随時更新中)