現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年2月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 山鉾の切尖天を擽れり |
2 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
3 | 末黒野に雨の切尖限りなし |
4 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
5 | 地卵のざわめきてをり春立ちぬ |
6 | ぬかるみに桜ばつかりかがやきぬ |
7 | 凍夜この山より山と山とかさなりてあり |
8 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
9 | 大空にうかめる如き玉椿 |
10 | 立冬のことに草木のかがやける |
11 | 苗代の雨緑なり三坪程 |
12 | ちるさくら海あをければ海へちる |
13 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
14 | うしろより初雪降れり夜の町 |
15 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
16 | 南都いまなむかんなむかん余寒なり |
17 | 探梅のこころもとなき人数かな |
18 | 山鳩よみればまはりに雪がふる |
19 | 夜間飛行を眼にとめてうすくなる寝嵩 |
20 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
21 | 散策の目を奪われし 冬ざくら |
22 | 花の下揃ひて箸を割りにけり |
23 | あかあかと天地の間の雛納 |
24 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
25 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
26 | 冷雨なり二三は遺骨胸に吊る |
27 | 鯊釣の陸に背中を並べをり |
28 | カラスウリ風にふるえし震度4 |
29 | 落し文懸想は白をつくしけり |
30 | さびしさは木をつむあそびつもる雪 |
31 | おでんぐつぐつ 嘘は大きい方がいい |
32 | 春の雨上がり堆肥の湯気八方 |
33 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
34 | 葉牡丹の火むら冷めたる二月かな |
35 | 五時間の時差ある夫婦木の芽和 |
36 | 雄ごごろの萎えては雪に雪つぶて |
37 | 石炭を口あけ見惚れ旅すすむ |
38 | 鬼やらい最後の豆をわれに打つ |
39 | 我を撃つ敵と劫暑を倶にせる |
40 | 三月の声のかかりし明るさよ |
41 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
42 | 鶴唳を天の声とも仰ぎけり |
43 | 千眼の一眼みちて射初の矢 |
44 | 戻り寒腕組む癖に他意あらず |
45 | 下校子の寄り道急かす春一番 |
46 | くれなゐのこころの闇の冬日かな |
47 | 初恋もカンブリア紀も遠くなる |
48 | 月変るとたんに風邪の落し穴 |
49 | 冬の海男は鍵のにぶさで彳つ |
50 | まながひに青空落つる茅花かな |
2024年9月25日 13時36分更新(随時更新中)