現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
2 | 去年今年貫く棒の如きもの |
3 | 覚めて又同じ枯野のハイウエイ |
4 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
5 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
6 | 山桜雪嶺天に声もなし |
7 | 月光を炎えさかのぼる海の蝶 |
8 | そくばくの余命を惜しみ寒灸 |
9 | はつぞらのたまたま月をのこしけり |
10 | 水枕ガバリと寒い海がある |
11 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
12 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
13 | 考えている水仙の高さかな |
14 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
15 | 水仙に闇夜の芯が触れにくる |
16 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
17 | 列島史線路を低く四、五人ゆく |
18 | 秋晴や草生の中の苜宿 |
19 | 銀漢や地鶏と父が瞑りいて |
20 | 母を追ふ父の流燈波くらふ |
21 | 冬波の百千万の皆起伏 |
22 | 青信濃鐘鳴るときも踏切越す |
23 | 人間の海鼠となりて冬籠る |
24 | 蛇崩れの坂を水仙負ひ下る |
25 | 水仙をよくよく見たる机かな |
26 | 冬来れば母の手織の紺深し |
27 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
28 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
29 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
30 | 初風呂のさら湯は毒と知りながら |
31 | 遅刻者へはるかなる浮標雨にけぶる |
32 | 夏うぐひす総身風にまかせゐて |
33 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
34 | 秋風の山を越えゆく蝶一つ |
35 | およぎつつうしろに迫る櫓音あり |
36 | 立ち尿る農婦が育て麥青し |
37 | ちぎり捨てあり山吹の花と葉と |
38 | おそるべき君等の乳房夏来る |
39 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
40 | 喜雨亭翁を侮る鵯の柿に居り |
41 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
42 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
43 | 羅や人悲します恋をして |
44 | 三日月やこの頃萩の咲きこぼれ |
45 | ふところ手してみるかぎり家も |
46 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
47 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
48 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
49 | 冬木立人も夕日も膝折りて |
50 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
2025年8月29日 01時26分更新(随時更新中)