現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年12月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 手のひらをかへせばすすむ踊かな |
2 | 鳥たちに空闌けてゆく仏生会 |
3 | 日本がここに集る初詣 |
4 | 冬波に乗り夜が来る夜が来る |
5 | バルト海閉ぢ込めてゐし黒葡萄 |
6 | 初暦知らぬ月日は美しく |
7 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
8 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
9 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
10 | あかねさす近江の国の飾臼 |
11 | 町空のつばくらめのみ新しや |
12 | 厨ごと今日仕る女正月 |
13 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
14 | 還暦のひとに涼しき青畳 |
15 | 田楽を喰らひ悪態ひとくさり |
16 | 大落暉今に点火の枯すすき |
17 | 罰よりも罪おそろしき絵踏かな |
18 | あたたかやしきりにひかる蜂の翅 |
19 | 寒鴉己が影の上におりたちぬ |
20 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
21 | 末枯に子供を置けば走りけり |
22 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
23 | 我れ在りて薄き夕日となりにけり |
24 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
25 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
26 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
27 | 雌鳥の声のくぐもる目借時 |
28 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
29 | 断層ずれて つぎつぎ爆ぜるクロッカス |
30 | 蜈蚣死す数多の足も次いで死す |
31 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
32 | 『海征かば』桜を囲む二重唱 |
33 | 朴ひらくころを行脚の黒づくめ |
34 | ひかり捨てひかり捨て鴨引きゆけり |
35 | 名月が宅配便で届きけり |
36 | 月光の帯 玄鯨の帰りゆく |
37 | 秋風の漣として届きけり |
38 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
39 | アトピー性皮膚炎のわが月見草 |
40 | 昼寝覚発止といのち裏返る |
41 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
42 | 一対か一対一か枯野人 |
43 | 新年や縁起かつぎの酢蓮根 |
44 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
45 | 雨意の風曳きて乱るる蟻の列 |
46 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
47 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
48 | 青あらし神童のその後は知らず |
49 | 柚子風呂にひたす五体の蝶番 |
50 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
2024年9月23日 15時29分更新(随時更新中)