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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2018年9月27日のデイリーキーワードランキング

1

春燈や居留守の影の動きをり
2

芋の露連山影を正しうす
3

だしぬけにうごくおもちゃのかぶと虫
4

せきをしてもひとり
5

万緑の中や吾子の歯生え初むる
6

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
7

海くれて鴨のこゑほのかに白し
8

雲の峰一人の家を一人発ち
9

団らんの影動きおり十二月
10

海に出て木枯帰るところなし
11

牡丹百二百三百門一つ
12

雁渡し右脳かすかに動きをり
13

只今に耳目を凝らす冬木立
14

青蛙おのれもペンキぬりたてか
15

鶏頭の十四五本もありぬべし
16

どの子にも涼しく風の吹く日かな
17

猫柳朝鮮の唄また聞きぬ
18

はつふゆという籠り音を愛すかな
19

父ほどの男に逢はず漆の実
20

鱚釣りや青垣なせる陸の山
21

落葉松の芽吹きの昨日さらに明日
22

鰯雲人に告ぐべきことならず
23

ペガサスは南に美しきは長女
24

うすらひは深山へかへる花の如
25

ちるさくら海あをければ海へちる
26

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
27

そら豆はまことに青き味したり
28

車にも仰臥という死春の月
29

しんしんと肺碧きまで海の旅
30

露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す
31

縦向きに硬貨差し込む涼しさよ
32

金剛の露ひとつぶや石の上
33

手で登るカニの縦這い敬老日
34

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
35

雪の原犬沈没し躍り出づ
36

花の舟神秘の国へいざ往かん
37

夏館毀誉褒貶の外にあり
38

居待月天才群れを外れけり
39

仰向けに寐る猫木犀林散るよ
40

世を旅して寒紅梅一塵
41

雀らも海かけて飛べ吹流し
42

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
43

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
44

鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨
45

白牡丹といふといへども紅ほのか
46

たばしるや鵙叫喚す胸形変
47

ふと覚めし雪夜一生見えにけり
48

夏草や土偶の乳房ぬれてあり
49

少し酔うて南蛮煙管現わるる
50

ゆくゆくはわが名も消えて春の雪


2024年4月27日 10時10分更新(随時更新中)
 

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