現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
3 | オリオンの盾新しき年に入る |
4 | あかときの桔梗とはなり死にゆけり |
5 | 元日や日のあたりをる浅間山 |
6 | 去年今年貫く棒の如きもの |
7 | 年賀やめて小さくなりて籠りをり |
8 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
9 | 俳々と馬鹿の一念寒たまご |
10 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
11 | 虎杖の身の上に在れ野の翁 |
12 | 曇天のひくき揚羽を怖れけり |
13 | 子を連れてアイスクリーム食ひしのみ |
14 | 元日や山明けかかる雪の中 |
15 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
16 | 江の奥にふかき江澄めり石蕗の花 |
17 | 滅びつつピアノ鳴る家蟹赤し |
18 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
19 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
20 | 雪の海底紅花積り蟹となるや |
21 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
22 | をととひのへちまの水も取らざりき |
23 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
24 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
25 | さるすべりしろばなちらす夢違い |
26 | 雨はじく傘過ぎゆけり草餅屋 |
27 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
28 | しがらみを抜けてふたたび春の水 |
29 | 秋の航一大紺円盤の中 |
30 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
31 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
32 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
33 | うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間 |
34 | 正月の音なき金鉱山羊歌う |
35 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
36 | 稲妻や生血したたるつるし熊 |
37 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
38 | 正月のカイト荒川吹き曝し |
39 | 秋の蛇人のごとくに我を見る |
40 | 子のあらばつけたき名あり花石榴 |
41 | 我心或時軽し罌粟の花 |
42 | 昼寄席に晒井の声きこえけり |
43 | 初凪やワイングラスにある夕日 |
44 | 旗立てて高く茶店あり夏の山 |
45 | 火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ |
46 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
47 | 仏像が俯伏せに泣く花杏 |
48 | 石段のはじめは地べた秋祭 |
49 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
50 | 活きた目をつつきに来るか蝿の声 |
2024年9月22日 11時56分更新(随時更新中)