現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年11月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
2 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
3 | こほろぎは闇にも濡るる眼もて |
4 | ♭で始まるピアノ冬立ちぬ |
5 | 文筆の徒にもありけり年用意 |
6 | 冬瓜を立ち割る妻の恐ろしや |
7 | 焚火さかん向ふの人がぐにやぐにやに |
8 | 側室の部屋は離れに夕落葉 |
9 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
10 | 採りためて日の匂ひ満つ蕨かな |
11 | 霧がくる女は眠る蕎麦刈りて |
12 | 蛤に雀の斑あり哀れかな |
13 | 重ね着の中に女のはだかあり |
14 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
15 | 小豆粥たちまち松のくもりたる |
16 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
17 | 胸ぬちに棲む人のあり遠花火 |
18 | 星既に秋の眼をひらきけり |
19 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
20 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
21 | 千の手の一つを真似る月明かり |
22 | 初富士の大きかりける汀かな |
23 | 車にも仰臥という死春の月 |
24 | 長雨に濡るるがごとく春を病む |
25 | か、仮に 女盛りの昼へ行く |
26 | おほいなる精子地底湖へ着床 |
27 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
28 | 鹿の恋からまつ色の睫毛して |
29 | 島も詩も朝寒むわれと身じろがず |
30 | 長き夜を読み返しをり歎異抄 |
31 | 茂吉の忌茂吉狂ひも減りしかな |
32 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
33 | 軒落ちて雪窮巷を塞ぎけり |
34 | 木枯らしのつのる音聴き妻といる |
35 | をとこ一人末枯れてなどゐられない |
36 | 萱葺の並ぶ関所に秋日濃し |
37 | 玉の如き小春日和を授かりし |
38 | 雪女消えて この世の障子明り |
39 | 底の石ほと動き湧く清水かな |
40 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
41 | ライターの火のポポポポと滝涸るる |
42 | 初冬の竹緑なり詩仙堂 |
43 | 雪をんな恋あきらめて鳥になる |
44 | 石段の変らぬ堅さ初詣 |
45 | 蟬しぐれ一冊抜けば傾けり |
46 | わが憎悪ついに許さず母を焼く |
47 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
48 | あたたかな 雨が降るなり枯葎 |
49 | 落雷が刺す人心の倦むあたり |
50 | たんぽぽの絮吹く時は少女の眼 |
2024年4月27日 02時19分更新(随時更新中)