現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
6 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
7 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
8 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
9 | 冬の波冬の波止場に来て返す |
10 | 初夢の途方もなくて呆とゐる |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | うしろ姿の時雨てゆくか |
13 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
14 | あるけばかつこういそげばかつこう |
15 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
16 | 朧夜のむんずと高む翌檜 |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
19 | 女坂箱根駅伝男坂 |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | 大榧の鳥を入れたる彼岸かな |
22 | 元旦や暗き空より風が吹く |
23 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
24 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
25 | 吹雪く夜は父が壊れてゆくやうで |
26 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
27 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
28 | 初花や背中はみ出すランドセル |
29 | 初夢の授業で叱る我ありぬ |
30 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
31 | 初暦知らぬ月日は美しく |
32 | 秋を聴く肺あたたかき姉妹 |
33 | 遠吠えす夜の静寂に六花咲く |
34 | 初笑ひゆゑの涙と思はれず |
35 | 天地や揚羽に乗つていま荒男 |
36 | 溢れ差す朝の目薬寒の入り |
37 | 母許の木になりさうな吾亦紅 |
38 | 成人式終りし大き雪片よ |
39 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
40 | 狐火やまこと顔にも一くさり |
41 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
42 | 初ゆめの真ん中にあり大木魚 |
43 | 火と話し水と話して冬ごもり |
44 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
45 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
46 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
47 | まことより嘘が愉しや春灯 |
48 | ちるさくら海あをければ海へちる |
49 | 白蓮白シャツ彼我ひるがえり内灘へ |
50 | 初日さす朱雀道りの静さよ |
2024年9月24日 18時03分更新(随時更新中)