現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
5 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
6 | 春めきてものの果てなる空の色 |
7 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
8 | あこがれの小さくなりしうまごやし |
9 | 花桐のつづく山なり耶蘇の寺 |
10 | 春耕すわが影に鍬ふかく打つ |
11 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
12 | あるけばかつこういそげばかつこう |
13 | 渦潮や往く波が来る波を呑む |
14 | をとこ一人末枯れてなどゐられない |
15 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
16 | かげろふの中花売りも人売りも |
17 | 目のまへに海図ひろげし夜半の秋 |
18 | ひとつづつ谺の巣かも根開け橅 |
19 | 終ふ生命生るる生命春の雨 |
20 | 浴後裸婦らんまんとしてけむらへり |
21 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
22 | 独酌へくる初電話声千両 |
23 | 夜光虫波の秀に燃え秀にちりぬ |
24 | 涅槃西風 いずれこの世を一抜ける |
25 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
26 | 俳諧に虚の恋ばかり雛飾る |
27 | 名城を盆に浮かせり朧の夜 |
28 | 背の骨の壊はれるほどに凍てる夜ル |
29 | 黒鞄下げて布教者花まつり |
30 | 桃咲いてうす紅衣の芯なる子 |
31 | 寒鯉を真白しと見れば鰭の藍 |
32 | 寂しいは寂しいですと春霰 |
33 | 熱燗や討入り下りた者同士 |
34 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
35 | 甲斐信濃呑みつくしたる谷若葉 |
36 | 春雨や雨情の遺稿詩目を据える |
37 | 八方に*噂広がり日脚伸ぶ |
38 | 騙し絵の真ん中にいてしゃぼん玉 |
39 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
40 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
41 | 孔雀は羽ざわざわ拡げ八月来 |
42 | エイプリルフール効能書を読む |
43 | 秋の航一大紺円盤の中 |
44 | 蝌蚪の紐水が抱えし日を跨ぐ |
45 | ひこばえや河岸興亡の企画展 |
46 | 春眠のここまで来る苦労かな |
47 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
48 | 大寒や荒縄を噛む干し鰈 |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2024年9月26日 06時42分更新(随時更新中)