現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 入れものが無い両手で受ける |
13 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
14 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
15 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
16 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
17 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
18 | 咳き込めば我火の玉のごとくなり |
19 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
20 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
21 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
24 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
25 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
26 | 君はいま大粒の雹、君を抱く |
27 | 分け入つても分け入つても青い山 |
28 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
29 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
30 | おそるべき君等の乳房夏来る |
31 | ねむりても旅の花火の胸にひらく |
32 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
33 | 菫程な小さき人に生れたし |
34 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
35 | 熾る火に向かう面や薪能 |
36 | 午までをなぐさまんには雪淡し |
37 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
38 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
39 | 逢うまでの巻いて結んで春ショール |
40 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 物いはぬ人と生れて打つ畠か |
43 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
44 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
45 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
46 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
47 | 晩年の思い始めは蠅叩 |
48 | 天耕の峯に達して峯を越す |
49 | こんなよい月を一人で見て寝る |
50 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2024年9月26日 07時51分更新(随時更新中)