現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月5日のデイリーキーワードランキング
1 | オリオンの盾新しき年に入る |
2 | 鳥帰る佛へ水をあふれしめ |
3 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | 初暦知らぬ月日は美しく |
7 | 愛なんかいらない青が似合うから |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
10 | 日本がここに集る初詣 |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 毛皮より短きいのち毛皮着る |
13 | 遊廓ひやゝか荷車よどみなく通る |
14 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
15 | ほの明かり揺れる床の間初点前 |
16 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
17 | 覇者に紙ふぶき敗者に花吹雪 |
18 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
19 | 年用意髭の漢の割烹着 |
20 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
21 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
22 | うらうらと陽の上りたる霧氷かな |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
25 | これやこの冬三日月の鋭きひかり |
26 | 大年の没り日に犬と染まりけり |
27 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
28 | あかねさす近江の国の飾臼 |
29 | 福袋思はぬ重さ持ち歩く |
30 | 月山の子狐跳べる良夜かな |
31 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
32 | 腰痛の一本もなき芽吹きかな |
33 | 雲呼んで雪とす城の鬼瓦 |
34 | 億年のなかの今生実南天 |
35 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
36 | 定型にすぎぬ凡句やにぎり鮓 |
37 | 英霊車去りたる街に懐手 |
38 | 露の虫大いなるものをまりにけり |
39 | 人日の野山一気に晴れわたる |
40 | 蒲の穂の一つが弾け番鴨 |
41 | 牡丹焚く宙に青衣の女人の手 |
42 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
43 | 腰のばし背のびして観る返り花 |
44 | 一日を悔いなく生きて紅芙蓉 |
45 | 寝て起きて色即是空風花す |
46 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
47 | 昼寝覚うつしみの空あをあをと |
48 | 苗代の水のつゞきや鳰の海 |
49 | 露万朶万朶の天の闇を統ぶ |
50 | 西日照りいのち無惨にありにけり |
2024年9月21日 07時10分更新(随時更新中)