現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年10月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 鳥のうちの鷹に生れし汝かな |
3 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 喪ごころに遠きしほさゐ石蕗の花 |
6 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
7 | 土雛は昔流人や作りけん |
8 | 春の水岩を抱いて流れけり |
9 | 白富士をわなげの的に裾野の子 |
10 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
11 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
12 | 青あらし盲導犬を左手に |
13 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
14 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
15 | 無名こそ貫きとほす霜柱 |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 笠へぽつとり椿だつた |
18 | 生きているか動物図鑑の蛇や亀 |
19 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
20 | 石の堅さの藍玉は手にほのぬくし |
21 | ひぐらしや熊野へしづむ山幾重 |
22 | 重ね着の中に女のはだかあり |
23 | ゴーギャンの絵は干草を匂はせて |
24 | 蝶の白眠りの底にひきよせる |
25 | 炎天や影を持たない男来る |
26 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
27 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
28 | 海に出て木枯帰るところなし |
29 | 火を投げし如くに雲や朴の花 |
30 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
31 | 一枚の落葉となりて昏睡す |
32 | 干藷の噛めば噛むほど人の味 |
33 | 夕虹のあと鳥籠の澄みにけり |
34 | 木犀をみごもるまでに深く吸ふ |
35 | われの星燃えてをるなり星月夜 |
36 | 祇園会や千の乙女に千の櫛 |
37 | 足のうら洗へば白くなる |
38 | ねこじゃらし騙しだまされ 耳順かな |
39 | 茄子や皆事の終るは寂しけれ |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | 石の上置かれたやうに赤とんぼ |
42 | 雷光に妙義走らす嶺と※ |
43 | ひと花の牡丹に庭の甦り |
44 | 石舞台野に高々と秋の昼 |
45 | 己れ消さむとかげろふの渦に入る |
46 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
47 | 肺二つ曝す木枯澄みにけり |
48 | 正月の雪真清水の中に落つ |
49 | ついと来た鶲大雪凌いでた |
50 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
2025年8月27日 12時42分更新(随時更新中)