現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年3月2日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 涼風の一塊として男来る |
4 | 秋めきて風なきに散るもののあり |
5 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
6 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
7 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
8 | 冬日蹴るくびれのふかき勁き足 |
9 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
10 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 朝桜血のさらさらと流れけり |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 凩や海に夕日を吹き落す |
15 | 温泉の灯晩夏の闇に横たはる |
16 | 北欧の船腹垂るる冬鴎 |
17 | 聞きほれている蟋蟀の喧嘩鳴き |
18 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
19 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
20 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
21 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
22 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
23 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
24 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
25 | 少しづつ蝶になりたくなる少年 |
26 | かたくりは日を惜しむ花つつむ花 |
27 | 越の香を抱き白鳥の北帰行 |
28 | 仕る手に笛もなし古雛 |
29 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
30 | 春夕日よごさぬほどに林檎むく |
31 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
32 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
33 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
34 | 笠にとんぼをとまらせてあるく |
35 | 菱餅やまつわることももう少し |
36 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
37 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
38 | 春愁のレタス一枚ずつ剥がす |
39 | 春寒のよりそひ行けば人目ある |
40 | 帰るべき山霞みをり帰らむか |
41 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
42 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
43 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
44 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
45 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
46 | 限りなく降る雪何をもたらすや |
47 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
48 | 鶏頭の一途に炎えて近づけぬ |
49 | 芋の露連山影を正しうす |
50 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
2024年9月26日 12時10分更新(随時更新中)