現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年2月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 節分の声せぬ里となりにけり |
2 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
3 | 見えるもののみ見て坐せり霧の夜 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 雪催ふ琴になる木となれぬ木と |
6 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
9 | ひまわりのどこかとってもぽるとがる |
10 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
11 | 夕刊のなき信州の大夕焼 |
12 | 道の辺に堰く水高き朧かな |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | 石の上につくねんとある思想かな |
15 | 校風は大和撫子卒業す |
16 | 道のべに牡丹散りてかくれなし |
17 | 六本木ヒルズ噴水の乱反射 |
18 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
19 | 眠らんとす汝静かに蠅を打て |
20 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
21 | 道のべは人の家に入り豆の花 |
22 | 水温むとも動くものなかるべし |
23 | 夕ごころはなやぎ迎ふ二星かな |
24 | 夏三日月いま落胆のホイッスル |
25 | 道端の椅子ひとつ空き風の盆 |
26 | 初嵐して人の機嫌はとれません |
27 | 幾秋を後込む父よ火縄銃 |
28 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
29 | あるけばかつこういそげばかつこう |
30 | 父母がゐて嬉しき昔よ大旦 |
31 | 大落暉今に点火の枯すすき |
32 | くさめして我は二人に分かれけり |
33 | 夏芝居監持某出てすぐ死 |
34 | ひらひらと夜はしんしんと六つの花 |
35 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
36 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
37 | あ初蝶こゑてふてふを追ひにけり |
38 | 雁帰る空あり彼方ありにけり |
39 | 初湯殿卒寿のふぐり伸ばしけり |
40 | 冷まじき和紙も時には刃を持てり |
41 | 原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ |
42 | 零の中 爪立ちをして哭いてゐる |
43 | いなびかり北よりすれば北を見る |
44 | 道へ出て木の夜叉ぶしの豊年か |
45 | 月の夜の柱よ咲きたいならどうぞ |
46 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
47 | いくたびも震ふ大地や寒昴 |
48 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
49 | 縦向きに硬貨差し込む涼しさよ |
50 | 蟇誰かものいへ声かぎり |
2024年9月27日 00時16分更新(随時更新中)