現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年9月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | ファックスの届きし窓辺目白来る |
4 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
5 | 舟中に山を仰ぐや青嵐 |
6 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
7 | 而してわれ不知火の蘂となり |
8 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
9 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
10 | 肩越しの沖の哀しみ葉鶏頭 |
11 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
14 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
15 | 一天の翳りなきとき帰燕かな |
16 | 一駅をあるきて寒の海の色 |
17 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
18 | 八月や六日九日十五日 |
19 | 灯をともす指の間の春の闇 |
20 | ものの種にぎればいのちひしめける |
21 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
22 | 白眩し無我の心境そばの花 |
23 | ただ白きもの横たわる寝釈迦かな |
24 | 水の色は水色だから秋明菊 |
25 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
26 | くさめして我は二人に分かれけり |
27 | 爽やかやとげ抜き地蔵に刺あずけ |
28 | 紅葉明るし手紙よむによし |
29 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
30 | 遠神楽闇は太古のものとなる |
31 | さつきから夕立の端にゐるらしき |
32 | とりあえず塩と答えて更衣 |
33 | せりせりと薄氷杖のなすままに |
34 | 露一粒に/一瞬見つ/存在の/麻醉機序 |
35 | 海に出て木枯帰るところなし |
36 | 日曜の大きなてのひら銀杏降る |
37 | 連れ添うて言葉少なや渓紅葉 |
38 | 岩壁に聲さだかなる夜の蟬 |
39 | 天の川わたるお多福豆一列 |
40 | 山又山山桜又山桜 |
41 | 負け凧の糸目直して明日の空 |
42 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
43 | 犬は海を少年はマンゴーの森を見る |
44 | 伏せ舟のふところ通い雀蜂 |
45 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
46 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
47 | 油絵に昭和の暗さ夏館 |
48 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
49 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
50 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
2024年9月27日 04時31分更新(随時更新中)