現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 水ゆれて鳳凰堂へ蛇の首 |
2 | 東山回して鉾を回しけり |
3 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
4 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
5 | 恐竜に見惚れ少年の夏すぎゆく |
6 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
7 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
8 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
9 | 余情残心障子の韻の暮れかぬる |
10 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
11 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
12 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
13 | のうぜん花一際高き長屋門 |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
17 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
20 | 長椅子に溢るる女体春惜しむ |
21 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | キャベツ剥がす軽き屈折凍雲に |
24 | 精のつく話長々神楽宿 |
25 | 生きている証に飢えて熱帯夜 |
26 | 枯草の中の若草摘みにけり |
27 | 裏道に緑陰が見えそこへゆく |
28 | 霙るるや私の川いや深く |
29 | 日本を打ちてし止まぬ台風禍 |
30 | 鬱長し凍星微塵となることも |
31 | 初蝉や水面を雲のうつりつつ |
32 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
33 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
34 | 十字花最後の晩餐やも知れず |
35 | 精悍の猫あり昆布干す婆あり |
36 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
37 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
38 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
39 | 夏祭り天下泰平はっけよい |
40 | パリ祭とメモしてくれた誕生日 |
41 | ときに愁ひありけり土用鰻の日 |
42 | 夏盛んミクロネシアの月恋し |
43 | 一本の道を微笑の金魚売り |
44 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
45 | 時代錯誤たのしむ俳句おらが春 |
46 | 分け入つても分け入つても青い山 |
47 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
48 | 夏座敷父の机の薄埃 |
49 | ものの種にぎればいのちひしめける |
50 | 寝返りを打つて闇見る我鬼忌かな |
2024年9月20日 18時35分更新(随時更新中)