現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年1月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
2 | せきをしてもひとり |
3 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
4 | 一村のうすうすといる狐雨 |
5 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
6 | 天龍のひびける闇の凍豆腐 |
7 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | しんしんと寒さがたのし歩みゆく |
10 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
11 | ごんぼねずみ山影淡くなるばかり |
12 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
13 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
14 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
15 | 隠国は人家包みてしぐれけり |
16 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
17 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
18 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 寒椿雪にほどけて反りしかな |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | 四角な冬空万葉集にはなき冬空 |
23 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
24 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
25 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
26 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
27 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
28 | 獅子舞は入日の富士に手をかざす |
29 | 冬天の真っ只中の仁王立ち |
30 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
31 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
32 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
33 | 初暦知らぬ月日は美しく |
34 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
35 | 飯はまだか兵曹長に風花す |
36 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
37 | 冷雨なり二三は遺骨胸に吊る |
38 | 寒梅にうなづきながら老夫婦 |
39 | 機関車の切り離されて雪しまく |
40 | 山茶花の散りつぐ野外コンサート |
41 | 綿虫やそこは屍の出てゆく門 |
42 | 希望が丘緑ヶ丘より賀状くる |
43 | 雪山の滑降われにもありたる日 |
44 | ポッペンのあっけらかんと独りかな |
45 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
46 | 老境の静謐といふ梅日和 |
47 | 夏座敷父の机の薄埃 |
48 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
49 | 雪明り一切経を蔵したり |
50 | 戦に死なず病に死なず裸かな |
2024年4月24日 22時07分更新(随時更新中)