現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | れんぎように巨鯨の影の月日かな |
6 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
7 | 水温む亀は甲羅を磨かんと |
8 | 稲妻のゆたかなる夜も寝べきころ |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | どの風も風鈴にきてよく喋る |
11 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
12 | 議事堂へ一喝二渇はたた神 |
13 | 天の川わたるお多福豆一列 |
14 | 天の川余白を多く書く手紙 |
15 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
16 | 終戦忌ヨードチンキの瓶涸れて |
17 | ひと雨に鉄風鈴の魂抜ける |
18 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
19 | 余り苗さざなみ迅くなりにけり |
20 | 夕凪や使はねば水流れ過ぐ |
21 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
22 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
23 | 涼しさや右から左へ抜ける耳 |
24 | 天の川柱のごとく見て眠る |
25 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
26 | 弟切草あたりが俺の本籍地 |
27 | 神にませばまこと美はし那智の滝 |
28 | きれぎれの風が吹くなり菖蒲園 |
29 | 人恋し浦の蒲の穂枯れ切つて |
30 | 侘助にお早う忙事たまりいる |
31 | おのが息おのれに聞え冬山椒 |
32 | 海に出て木枯帰るところなし |
33 | 耿々と半夏雨降る神田かな |
34 | 連峰のぐんと近づく秋祭 |
35 | いとほしや人にあらねど小紫 |
36 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
37 | ほろ酔ひて本音するりと星月夜 |
38 | 春風や阿波へ渡りの旅役者 |
39 | 黙礼のあとの黙殺白扇子 |
40 | 燃えさかり筆太となる大文字 |
41 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
42 | 冬瓜の重心決めかねる刃先 |
43 | ひめゆりの塔より蹤いてくる蜻蛉 |
44 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
45 | 新米をこぼしうつむく風の昼 |
46 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
47 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
48 | 箱庭の添景となる寺に住む |
49 | 少年の時間の余る夜店かな |
50 | 天の川三途の川を濁らせよ |
2024年9月26日 18時12分更新(随時更新中)