現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年1月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 性格が紺の浴衣に収まらぬ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
4 | 高階に素足を拭ふ夏は来ぬ |
5 | 尺蠖の立つていぶかる空の紺 |
6 | 風立ちて月光の坂ひらひらす |
7 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
8 | 初暦知らぬ月日は美しく |
9 | せりなずなごぎょうはこべら母縮む |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
12 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
15 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
16 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
17 | 水着出すこころ閉ざしてゐた頃の |
18 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
21 | 冬の水一枝の影も欺かず |
22 | 赤ん坊二倍の乳を吐きにけり |
23 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
24 | 立冬や足許にきて動く波 |
25 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
26 | あをあをと空を残して蝶分れ |
27 | 夕顔に水仕もすみてたたずめり |
28 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
29 | 高階に猫飼う科や雪催 |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 比良ばかり雪をのせたり初諸子 |
32 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
33 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
34 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
35 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
36 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
37 | 無方無時無距離砂漠の夜が明けて |
38 | 門松の枯癖に山思ふなり |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | 竹林の月の奥より二月来る |
41 | ひた泳ぐ自由は少し塩辛い |
42 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
43 | 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき |
44 | 山桜雪嶺天に声もなし |
45 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
46 | 宿坊の隷書つなぎの浴衣かな |
47 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
48 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
49 | 日脚伸ぶ亡夫の椅子に甥が居て |
50 | 星空へ店より林檎あふれをり |
2024年4月23日 17時49分更新(随時更新中)