現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 秋の航一大紺円盤の中 |
3 | 冬の水一枝の影も欺かず |
4 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
5 | 藍壺に泥落したる燕かな |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
9 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
10 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
11 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
15 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
16 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
17 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
18 | 昔から太陽はあり葱畑 |
19 | 天丼の海老おし黙る秋の暮 |
20 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
21 | 直線を立てかけ若き僧おぼろ |
22 | タンキョウと渡す木魚と団扇かな |
23 | 去年今年貫く棒の如きもの |
24 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
25 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
26 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
27 | 冬夕映盲の杖を放れぬ音 |
28 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
29 | 梅根性また柿根性二月来る |
30 | 塩鮭の頭とわがどた靴のどこか似る |
31 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
32 | ものの種にぎればいのちひしめける |
33 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
34 | 芋の露連山影を正しうす |
35 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
36 | タオルに顔うずめる五秒年新た |
37 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
38 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
39 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
40 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
41 | 餅花を見上ぐるたびに華やぎて |
42 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
43 | 竜天に登り近江に卵一つ |
44 | 今日からは余生傘寿の温め酒 |
45 | 薔薇喰ふ虫聖母見たまふ高きより |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
48 | 白桃のうす紙の外の街騒音 |
49 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
50 | 木がらしや東京の日のありどころ |
2024年4月20日 11時53分更新(随時更新中)