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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2023年12月28日のデイリーキーワードランキング

1

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
2

凍夜この山より山と山とかさなりてあり
3

漬物桶に塩ふれと母は産んだか
4

鷹の巣や太虚に澄める日一つ
5

初暦知らぬ月日は美しく
6

あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ
7

綿雲のかたまり動く冬の黙
8

神慮今鳩をたたしむ初詣
9

満開の森の陰部の鰓呼吸
10

空をはさむ蟹死にをるや雲の峰
11

億年のなかの今生実南天
12

仏性は白き桔梗にこそあらめ
13

三千の俳句を閲し柿二つ
14

百幹に触れて忘れぬ花のいろ
15

町空のつばくらめのみ新しや
16

時鳥厠半ばに出かねたり
17

河馬の背のごときは何ぞおでん酒
18

おおかみに蛍が一つ付いていた
19

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
20

かたつむりその真空の地響きよ
21

梅が散るはうれんそうの畑かな
22

障子あけて置く海も暮れきる
23

ふるさとは海に溺れよ茜雲
24

灰色の象のかたちを見にゆかん
25

あの世へも顔出しにゆく大昼寝
26

死にたしと言ひたりし手が葱刻む
27

己が尾を噛む虚時間の蛇宇宙
28

蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日
29

南浦和のダリアを仮のあはれとす
30

友逝きし二月は逃げるように過ぐ
31

しぐるるや師の墨痕を指に読む
32

華麗な墓原女陰あらわに村眠り
33

花冷えや履歴書に押す磨滅印
34

炎天の遠き帆やわがこころの帆
35

鯊舟や重ね茶碗の触れ合へり
36

岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽
37

稲妻や夜も語りゐる葦と沼
38

電飾の枯木の象なぞりをり
39

春一番武蔵野の池波あげて
40

ゆめ二つ全く違ふ蕗のたう
41

学帽でさくらを散らす遊びせり
42

冬日燦津軽の色に戦慄す
43

船の名の月に読まるる港かな
44

黒猫の子のぞろぞろと月夜かな
45

星屑や鬱然として夜の新樹
46

風哭かせ山脈哭かせ冬さくら
47

想像がそつくり一つ棄ててある
48

寒椿つひに一日のふところ手
49

あすはかへらうさくらちるちつてくる
50

人類は元気せんそうまた戦争


2024年9月21日 21時23分更新(随時更新中)
 

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