現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年5月18日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
3 | マリが住む地球に原爆などあるな |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
11 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
12 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
13 | 凍空を端から開く朝鏡 |
14 | ところてん煙のごとく沈みをり |
15 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
16 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
17 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | かりそめに燈籠おくや草の中 |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
22 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 合鴨の百態植田揺すりをり |
25 | 繃帯を巻かれ巨大な兵となる |
26 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
27 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | 羊蹄の花に眠たき午後の風 |
30 | 薬玉の緒のしずもりに冬深傷 |
31 | 憲兵の前で滑つて転んぢやつた |
32 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
33 | 九十の恋かや白き曼珠沙華 |
34 | どの家にも修羅一人あり墓洗ふ |
35 | 倦みておりへのへのもへの畑案山子 |
36 | 初夏の一樹の影を私す |
37 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
38 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
39 | 団塊の世代の下で冷えてをり |
40 | つややかな管つけ父は朧なり |
41 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
42 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
43 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
44 | 未来より滝を吹き割る風来る |
45 | 俳人も小粒になりぬわらび餅 |
46 | 水切りの石さらさらと女郎花 |
47 | 極月の夜の風鈴責めさいなむ |
48 | 分け入つても分け入つても青い山 |
49 | 星空へ店より林檎あふれをり |
50 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2024年4月25日 23時39分更新(随時更新中)