現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年8月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 九十の恋かや白き曼珠沙華 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 小面の秋思のひたと我に向く |
4 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
5 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
6 | 牡丹百二百三百門一つ |
7 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
8 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
9 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
10 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
11 | 風光る自立の一歩躊躇はず |
12 | 十一や男が点もす厨の灯 |
13 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
14 | 千の手の一つを真似る月明かり |
15 | 八月や六日九日十五日 |
16 | 木魚の音花の無心と相和せり |
17 | たんぽぽと小声で言ひてみて一人 |
18 | みちのくの蚯蚓短し山坂勝ち |
19 | この土や桜咲く国わが住む国 |
20 | 通院の手提げの中の秋扇 |
21 | 風音や春逝くときは忍び足 |
22 | 田にあればさくらの蕊がみな見ゆる |
23 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
24 | 大落暉今に点火の枯すすき |
25 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
26 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
27 | どこからが人の領分遠郭公 |
28 | 鳥帰る渡り大工のわが上を |
29 | 夕蝉や松の雫のいまも垂り |
30 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
31 | 吊革の海が傾く初電車 |
32 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
33 | つややかな管つけ父は朧なり |
34 | 女人絶つ蝦夷萱草の岬道 |
35 | かもめ来よ天金の書をひらくたび |
36 | トランクは空を飛ぶもの賢治の忌 |
37 | 濾過の泡鎮む珈琲八・九 |
38 | 海に出て木枯帰るところなし |
39 | 螢獲て少年の指みどりなり |
40 | 米袋ひらいて吹雪みせてあげる |
41 | ダビデの石青林檎を手におさめたり |
42 | 冬薔薇や賞与劣りし一詩人 |
43 | 空蟬に時限の透ける朝茜 |
44 | ちるさくら海あをければ海へちる |
45 | 老鶯や樹海のなかの普賢徑 |
46 | くらがりの合歓を知りゐる端居かな |
47 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
48 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
49 | 青梅を落としし後も屋根に居る |
50 | 遠干潟鬼が火を焚くまひるかな |
2024年9月21日 04時49分更新(随時更新中)