現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年12月13日のデイリーキーワードランキング
1 | われ越える波のごときを暑く待つ |
2 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
3 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
4 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
5 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
6 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
7 | 水枕ガバリと寒い海がある |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
10 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
11 | 我家まで月の一すぢ |
12 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
13 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
14 | 人の顔眺てゐて秋を感じけり |
15 | からすはキリスト青の彼方に煙る |
16 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
19 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
20 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
21 | 俺にあと何日残せし寒満月 |
22 | 指ではね喪服に付きし草じらみ |
23 | 肉体の枯れ色のヤッケ吊るさるる |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 小流れに春足音の矍鑠す |
26 | 春の水とは濡れてゐるみづのこと |
27 | 凍蝶となるまで生きることの意味 |
28 | 分け入つても分け入つても青い山 |
29 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
30 | 春夜の街見んと玻璃拭く蝶の形に |
31 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
32 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
33 | 枯薄ここらよ昔不破の関 |
34 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
35 | 入学の吾子人前に押し出だす |
36 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
37 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
38 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
39 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
40 | たばしるや鵙叫喚す胸形変 |
41 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
42 | 凍空に太陽三個死は一個 |
43 | 蜩や硯の奧の青山河 |
44 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
45 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
46 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
47 | 八十路来て花見最中に窯を焚く |
48 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
49 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
50 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
2024年9月26日 12時24分更新(随時更新中)