現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 我れが行く天地万象凍てし中 |
4 | 鵯のそれきり鳴かず雪の暮 |
5 | せきをしてもひとり |
6 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
7 | 我れ在りて薄き夕日となりにけり |
8 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
9 | 花茗荷ひとりを呼ぶに四人の名 |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
12 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
13 | 初夢につかみて声のやうなもの |
14 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
15 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
16 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
17 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
18 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
19 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
20 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
21 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
22 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
23 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
24 | 春風の壁ひとの名か船の名か |
25 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
26 | 畑鯔てふ方言の佳かりけり |
27 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
28 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
29 | 一日の終はり水鳥はなやかに |
30 | 一対か一対一か枯野人 |
31 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
32 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
33 | ひっそりと新樹の杜の百度石 |
34 | 土堤すべる花火の匂う髪をして |
35 | 敗戦忌蝉より多い蝉の穴 |
36 | うまれつき小鳥なくしたような眉 |
37 | 白樺を幽かに霧のゆく音か |
38 | 寒夜子へ歸る溝川も光もつ |
39 | なんとなく入りし炬燵の花模様 |
40 | 青天や白き五弁の梨の花 |
41 | 咳くたびに縄とびの縄闇を来る |
42 | モネの絵のごとき湖あり夏鶯 |
43 | 從きてゆく後の正面盆の月 |
44 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
47 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
48 | 流燈や一つにはかにさかのぼる |
49 | 海に出て木枯帰るところなし |
50 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
2024年9月27日 01時01分更新(随時更新中)