現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年5月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
3 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
4 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
5 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
6 | かげろふや丘に群がる兵の霊 |
7 | 天井扇ゆっくりリリー・マルレーン |
8 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
9 | ひとつ遅れて渚へふたつ冬帽子 |
10 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
11 | 夕桜城の石崖裾濃なる |
12 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
13 | 鮭五郎はなしの種に食べてみる |
14 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
15 | 五月雨や起上がりたる根無草 |
16 | おそるべき君等の乳房夏来る |
17 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 石に腰を、墓であつたか |
20 | ちるさくら海あをければ海へちる |
21 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
22 | 覗く子にスクラムを解く蝌蚪の国 |
23 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
24 | 白馬を少女瀆れて下りにけむ |
25 | 翡翠の紅一点につづまりぬ |
26 | 蛇穴を出て見れば周の天下なり |
27 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
28 | 雪解空溺るるごとく木片燃ゆ |
29 | 地下街の列柱五月来たりけり |
30 | 霧冷の足首頼りなく待てり |
31 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
32 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
33 | 方丈の大庇より春の蝶 |
34 | 石ころころ闇路の果ての青岬 |
35 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
36 | 山又山山桜又山桜 |
37 | 冬の灯のいきなりつきしあかるさよ |
38 | 湯の山や谷に生るる春の雲 |
39 | 塚ひとつ包むがごとくつつじ燃ゆ |
40 | 馬の背を叩いて春を促せり |
41 | 残月低く聴かずや李徴が風の如きを |
42 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
43 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
44 | 星空へ店より林檎あふれをり |
45 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
46 | 金輪際わりこむ婆や迎鐘 |
47 | 海蛍わく波音に眠りけり |
48 | 障子あけて置く海も暮れきる |
49 | 一輌車駅の万緑乗せて発つ |
50 | すさまじき真闇となりぬ紅葉山 |
2024年4月27日 19時38分更新(随時更新中)