現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
2 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
3 | 肉角を緊めてかなしき海鼠かな |
4 | 鶏頭のくろずみて立つ時雨かな |
5 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
9 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
13 | 家ずとに犬神の護符寒に入る |
14 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
15 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
16 | ちるさくら海あをければ海へちる |
17 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
18 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
19 | 鳴くならば満月になけほととぎす |
20 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
21 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | セーターにもぐり出られぬかもしれぬ |
24 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
25 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
26 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
27 | 現れてより立ち通し曼珠沙華 |
28 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
29 | 力山を抜き葡萄新酒の栓抜けず |
30 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
31 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
32 | 冬の水一枝の影も欺かず |
33 | 花柚の香さびしくなれば眠るなり |
34 | 唇甜めて英霊に礼す冬旱 |
35 | 亡き妹の現れて羽子板市なるや |
36 | ひたひたと担ひこぼしぬ寒の水 |
37 | わらやふるゆきつもる |
38 | 檸檬の木ふと天上を揺るがしめ |
39 | ぶらぶらを春の河まで棄てにゆく |
40 | 鯛焼やいつか極道身を離る |
41 | 夏の夜のどぶ板が鳴る身に近し |
42 | 炭焼の貌の冬ざれ岩よりも |
43 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
44 | 老夫婦の黙に沖さす遠ヨツト |
45 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
46 | 餅も好き酒もすきなりけさの春 |
47 | ほととぎす敵は必ず斬るべきもの |
48 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
49 | 或夜雛娶りけり白い酒 |
50 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
2024年9月23日 05時30分更新(随時更新中)