現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
2 | 日常や椿一輪が重たし |
3 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
4 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
7 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
8 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
9 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
10 | ものの種にぎればいのちひしめける |
11 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
12 | 降る雪が父子に言を齎らしぬ |
13 | 水に透く寒林キリストの胸よわし |
14 | 濃く淡く棒の立ちおる冬景色 |
15 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
18 | 冷まじや身のうちの鈴鳴り続け |
19 | 家毎に地球の人や天の川 |
20 | あるけばかつこういそげばかつこう |
21 | 紅さしてゐしはまことか雪女郎 |
22 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
23 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
24 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
25 | 人頭に鳥身みどりの夜を歩き |
26 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
27 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
28 | 去年今年貫く棒の如きもの |
29 | 栗の花爪とぐ猫に手頃な木 |
30 | 木の瘤に西日がのこり沼の水 |
31 | 立冬のことに草木のかがやける |
32 | 洗張女は大暑忘れけり |
33 | 天上も淋しからんに燕子花 |
34 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
35 | 鯛あまたゐる海の上盛装して |
36 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
37 | 朴散りし後妻が咲く天上華 |
38 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
39 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
40 | あをあをと空を残して蝶分れ |
41 | 下町に月下美人の騒ぎあり |
42 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
43 | 客僧の言葉少き夜寒かな |
44 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
45 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
46 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
47 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
48 | 立冬や足許にきて動く波 |
49 | いきいきと三月生る雲の奧 |
50 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
2024年4月27日 11時36分更新(随時更新中)