現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 炎天に消えたままなり竹とんぼ |
3 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
7 | 魁夷より離るる黒き夏帽子 |
8 | 余り苗まとめて植ゑして立ち去りぬ |
9 | 余り苗平家の墓に供へけり |
10 | おそるべき君等の乳房夏来る |
11 | 余り苗紀貫之に捨ててあり |
12 | 余り苗束のままにて長けゐたり |
13 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
14 | 余り苗いつまで待つも出番なし |
15 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
16 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
17 | 天までは昇れぬ齢豆の花 |
18 | 余り苗さざなみ迅くなりにけり |
19 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
20 | 余り苗風を集めてゐたりけり |
21 | 天まではまだまだ遙かつくしんぼ |
22 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
25 | 当店は夕焼ビールならありますが |
26 | だれに告ぐ仰向けの死者藪柑子 |
27 | 喫泉に顔打たす人を裏切るべく |
28 | むかご飯握ってくれし姉逝きぬ |
29 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
30 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
31 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
32 | なつかしきあやめの水の行方かな |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
35 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
36 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
37 | 虹鱒を霧の草生に釣りおろす |
38 | 綿雲のかたまり動く冬の黙 |
39 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
40 | 青真珠 白真珠経て 沙羅日和 |
41 | 唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 |
42 | 水底に木の葉重なりしぐれけり |
43 | うちまもる母のまろ寝や法師蟬 |
44 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
45 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
46 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
47 | 頭悪き日やげんげ田に牛暴れ |
48 | えご散るや沓かんばしきソクラテス |
49 | わが余白雄島の蟬の鳴き埋む |
50 | 我を撃つ敵と劫暑を倶にせる |
2024年9月26日 09時49分更新(随時更新中)