現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 首が出て緑より濃き山羊の白 |
2 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
3 | 冴え返る古刹に残る手斧あと |
4 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
5 | 杭ひとつあれば迷はず秋落暉 |
6 | 夏布団ふわりとかかる骨の上 |
7 | 夏帽に程よき釘や亡母の家 |
8 | 夏帽の戦後語るや隅田川 |
9 | 一人居は旅の気易さ枯野光 |
10 | 夏帯の計りしれない母の性 |
11 | 夏帯に少し加わる年の功 |
12 | 退屈をするまで蝶の仲間入り |
13 | 一針が母に繋がる針供養 |
14 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
15 | 日向ぼこし乍ら出来るほどの用 |
16 | 死ぬために生きているんだ寒落暉 |
17 | 斑鳩や塔とれんげと宅急便 |
18 | 八方を睨める軍鶏や芋畑 |
19 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
20 | 五時間の時差ある夫婦木の芽和 |
21 | 梅二輪宅配便が届く |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
24 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
25 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
26 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
27 | 擦り寄りし犬の鼻先寒落暉 |
28 | 水枕ガバリと寒い海がある |
29 | 別れ際いつも渾身雲の峰 |
30 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
31 | よく笑ふ家族がゐたり鬼やらひ |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | 露寒やすぐゆるみだす男の帯 |
34 | 光る時光は波に花芒 |
35 | 火口跡動悸の残る枯どぐい |
36 | 夏山を背なに入江の舟屋 |
37 | 海に出て木枯帰るところなし |
38 | 枯れ蓮の枯れ切るところ幾柱 |
39 | 葉牡丹や女ばかりの昼の酒 |
40 | 郭公や韃靼の日の没るなべに |
41 | 馬柵つづくかぎり空ある月見 |
42 | あたたかい白い飯が在る |
43 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
44 | 深雪晴非想非非想天までも |
45 | 水の闇たかむらの闇丈草忌 |
46 | ものの種にぎればいのちひしめける |
47 | 目高覗くにあらず半身低頭す |
48 | 夏山や又大川にめぐりあふ |
49 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
50 | 糧という霧の家には霧の鯉 |
2024年9月20日 08時06分更新(随時更新中)