現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 雛の夜管楽器みな闇を持ち |
2 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
3 | ひとひとりこころにありて除夜を過ぐ |
4 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
5 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
6 | 吾を容るる故郷や月の一本道 |
7 | 秋暑し鋼びかりの山の墓 |
8 | 節分や八百屋八町月の辻 |
9 | 鰯雲人生長しとも思ふ |
10 | 冬ざれや飼い葉桶ある軍馬の碑 |
11 | 天地ふとさかさまにあり秋を病む |
12 | 新しき簗の打たれて鳴る山河 |
13 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
14 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
15 | 水平線大きな露と思ひけり |
16 | 大漁旗かかへて柿の干し上がる |
17 | 易々と還暦通過 東天紅 |
18 | 若狭には佛多くて蒸鰈 |
19 | 一日もの云はず蝶の影さす |
20 | 冬の陽は二人の距離とほぼ同じ |
21 | 水面に油紋のみどり蝉の昼 |
22 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
23 | 身を鎧ふ才覚はなし木の葉髪 |
24 | 長寿の母うんこのようにわれを産みぬ |
25 | 牛放つ蓮華つつじの火の海へ |
26 | 山茶花の白を残して鳥立てり |
27 | ちるさくら海あをければ海へちる |
28 | オリオンの盾新しき年に入る |
29 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
30 | 本当は泳げないのですかたつむり |
31 | 剣翁が一子相伝初釜軸 |
32 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
33 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
34 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
35 | 帰らなんいざ草の庵は春の風 をやめる) |
36 | 三月や人のきれいな膝小僧 |
37 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
38 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
39 | 宙吊りにわが手袋と鵠と |
40 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
41 | ふるさとはさみしきところ昼寝覚 |
42 | 藁ぼっちつらぬく棒のこころざし |
43 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
44 | 雪ふるや姿正しく杉檜 |
45 | 旅に病で夢は枯野をかけ廻る |
46 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
47 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
48 | 枯るるもの枯れざるものも吹かれをり |
49 | 赤富士に露滂沱たる四辺かな |
50 | 風呂敷で挫折をつつみ五月闇 |
2024年4月25日 11時13分更新(随時更新中)