現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 牡丹百二百三百門一つ |
4 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
5 | いなびかり北よりすれば北を見る |
6 | 凌霄濃し孤独にさとき鳥がいて |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
9 | てるてる坊主くるくる廻り梅雨の明け |
10 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
11 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
12 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
13 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
14 | 美しき氷菓を崩すこと惜しく |
15 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
16 | 七草粥母の頬張る艶を見る |
17 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
18 | ときどきは鱗を見せて虎が雨 |
19 | 木枯や谷中の道を塔の下 |
20 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
21 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
22 | 茄子の花咲けど不確かなるわれら |
23 | ふりしきる雨となりけり蛍籠 |
24 | 茄子の馬とうとう姉の夜がきた |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに |
28 | をととひのへちまの水も取らざりき |
29 | 炎昼の女体のふかさはかられず |
30 | 腰切田の津軽農史や雪霏々と |
31 | 螢獲て少年の指みどりなり |
32 | 子に深し暑さぐもりの水の皺 |
33 | 蜩や硯の奧の青山河 |
34 | あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ |
35 | 枯野ゆくわがこころには蒼き沼 |
36 | 枝ながら柿そなへあり山の寺 |
37 | あたたかい白い飯が在る |
38 | 幸魂の集まる広場秋の田は |
39 | ほどほどにならぬが自然梅雨出水 |
40 | 真弓の実その他心を開くもの |
41 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
42 | 稲架襖夢の中では子が遊ぶ |
43 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
44 | かるく目をとじ長雨のなだらかなり |
45 | 茄子の馬日ごとの向きを変えいたり |
46 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
47 | 香水や時折キツとなる婦人 |
48 | ピーマン切って中を明るくしてあげた |
49 | 賀茂祭悍馬の蹄空を切る |
50 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
2024年9月23日 02時02分更新(随時更新中)