現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年12月22日のデイリーキーワードランキング
1 | さんずゐは点点点の涼しさよ |
2 | 麦の穂の焦がるるなかの流離かな |
3 | 煮ても焼いても冬至南瓜の深眠り |
4 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
5 | 元日の人通りとはなりにけり |
6 | 一隅の冬至かぼちゃに日が当る |
7 | 初暦知らぬ月日は美しく |
8 | 若水や人の声する垣の闇 |
9 | 秋風を聞けり古曲に似たりけり |
10 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
11 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
12 | 鮟鱇の腸の潮水あふれけり |
13 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | かなかなのかなかなとなく夕かな |
16 | 洗張女は大暑忘れけり |
17 | 鴛鴦のときに一羽となりたがる |
18 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
19 | 高空は疾き風らしも花林檎 |
20 | 羊歯しげる琺瑯質の女学院 |
21 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
22 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
23 | 中世の秋やひとりのけものみち |
24 | みちのくへ涼みに行くや下駄はいて |
25 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
26 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
27 | あるけばかつこういそげばかつこう |
28 | 百年後目覚めて石や寒茜 |
29 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
30 | 登校拒否身近に雨の冬至なり |
31 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
32 | 押分けて行けは行かるる萩の原 |
33 | 脳天の寒灸ぬける尻の穴 |
34 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
35 | 白萩や妻子自害の墓碑ばかり |
36 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
37 | 羊歯のしずけさ海辺に生える化学工場 |
38 | 山深み幽禽鳴いて水涸るる |
39 | 白い雲蒲の穂などつかまえている |
40 | 老いながらつばきとなつて踊りけり |
41 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
42 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
43 | 玲瓏とわが町わたる冬至の日 |
44 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
45 | なつかしや苗代水に畦とぎれ |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
48 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
49 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
50 | 円柱に日は廻り居り年の暮 |
2024年3月28日 22時38分更新(随時更新中)