現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年3月29日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
3 | ものの芽のほぐるる先の光りをり |
4 | 古郷や皆代替わり枯尾花 |
5 | 角出して微笑となる蝸牛 |
6 | 幾万の絮落ちて野の枯れつくす |
7 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
8 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
9 | 加速する時間わたくし枯れ急ぐ |
10 | 日が伸びる浮力のように猫老いて |
11 | 棹さして月のただ中 |
12 | 婿という男を連れてさくら道 |
13 | 左肩たかき夜の人牛死んで |
14 | 葉桜となる山海の大荒れに |
15 | 馬追や畳の上が好いと言う |
16 | 父征くと知らざる嬰を抱き上ぐる |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 竹林の私語ことごとく秋の声 |
19 | 癌の妻風の白鷺胸に飼ふ |
20 | ときをりの風のつめたき桜かな |
21 | 秋深し菓子の木型の鳥や花 |
22 | 無闇矢鱈に蒼い冬空医者通い |
23 | かたまつて薄き光の菫かな |
24 | 何の約束つぎつぎに餅ふくれ |
25 | ふるさとのうどんふるさとのひとと食う |
26 | 菜の花駅まで切符一枚くださいな |
27 | 野分なか海に隠した『資本論』 |
28 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
29 | 露深し骨もこころも杳として |
30 | 田の母よぼくはじゃがいもを煮ています |
31 | たんぽぽや田舎の空は楕円形 |
32 | 打水の流るる先の生きてをり |
33 | 花吹雪いづれも広き男の胸 |
34 | 桜餅母のむかしに触れにけり |
35 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
36 | 神恨みゐる鮟鱇の小さき眼ぞ |
37 | 旅立ちの色整えよ冬の草 |
38 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
39 | 正装の魚ぞくぞく水澄める |
40 | 花冷えの東屋に待ち待ちつゞけ |
41 | 一としきり称名瀧は雲間かな |
42 | つり銭をひやりともらう雪催 |
43 | 夕虹のあと鳥籠の澄みにけり |
44 | 雪後樹よ初子授かるときめきよ |
45 | 冬の晴女も言つてみるあばよ |
46 | 仏壇屋の焚火ガラスに引火して |
47 | 柏槙樹林鋼の色の蝉時雨 |
48 | 炎天の空美しや高野山 |
49 | その中の斜めに向きし雛かな |
50 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
2024年9月25日 20時25分更新(随時更新中)