現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年8月10日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 真夏日の森は聖堂鳥睡り |
4 | 八月や六日九日十五日 |
5 | 天地ふとさかさまにあり秋を病む |
6 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
7 | 海に出て木枯帰るところなし |
8 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
9 | 永き日やつばたれ下る古帽子 |
10 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
11 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
12 | 汗ばめる母美しき五月来ぬ |
13 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
14 | あるけばかつこういそげばかつこう |
15 | 夫に母ありて折れ座る卯木 |
16 | 男には切腹があり鉄線花 |
17 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
18 | 福耳と言はれ貧乏山笑ふ |
19 | 人形を悪事に誘ふ日向水 |
20 | 蟇歩く到りつく辺のある如く |
21 | はるかなる沖より風の光りくる |
22 | かごめかごめSusaから須佐へ睡魔発つ |
23 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
24 | いつまでも若いつもりの亀が鳴く |
25 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
26 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
27 | 友もやや表札古りて秋に棲む |
28 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
29 | 暗く暑く大群集と花火待つ |
30 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
31 | なほ北へ行く汽車とまり夏の月 |
32 | 若きらのいのちの絵筆汗し観る |
33 | 秋雨の瓦斯がとびつく燐寸かな |
34 | 中空にとまらんとする落花かな |
35 | 白樺に月照りつつも馬柵の霧 |
36 | 棘の木は燦然と人ねむらしめ |
37 | 道のべに牡丹散りてかくれなし |
38 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
39 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
40 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
41 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
42 | 目をとぢて秋の夜汽車はすれちがふ |
43 | 音楽を降らしめよ夥しき蝶に |
44 | 行く方にまた満山の桜かな |
45 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
46 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
47 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
48 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
49 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
50 | 色欲もいまは大切柚子の花 |
2024年4月27日 20時38分更新(随時更新中)