現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 栗飯を子が食ひ散らす散らさせよ |
2 | 三寒の四温を待てる机かな |
3 | 柚子湯して妻とあそべるおもひかな |
4 | 鳥交るしきりと喉の乾く日ぞ |
5 | 裏がへる亀思ふべし鳴けるなり |
6 | 昼蛙どの畦のどこ曲ろうか |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | わが骨も肉もこれきり稲の花 |
9 | 入学の吾子人前に押し出だす |
10 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
13 | たんぽぽの絮に白血球騒ぐ |
14 | 大根の花紫野大徳寺 |
15 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
16 | 苗代の二枚つづける緑かな |
17 | 小流れに春足音の矍鑠す |
18 | 飛ぶ星の数ほど母を売りにけり |
19 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
20 | 深夜なのにはくもくれんの象うごく |
21 | うしろ髪長く曳きたる冬帽子 |
22 | おろおろと母のうしろの春愁い |
23 | 陶河童の向きはそれぞれ山笑う |
24 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 思惟仏の琴線に触れ一葉散る |
27 | 露坐仏涼しき風に笑み少し |
28 | ふる里の海が好きなり鰯雲 |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
31 | ひこばゆる木の名を知らず親不孝 |
32 | 子供にはこどもの花見観覧車 |
33 | 蛙聞く夕べ老斑増え放題 |
34 | 地震後の石垣の罅すみれ咲く |
35 | うしろ姿の時雨てゆくか |
36 | うすぐもり都のすみれ咲きにけり |
37 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
38 | 春寒やぶつかり歩く盲犬 |
39 | 母の家まで六百五十歩春の雨 |
40 | 鼠穴るると室内電話線 |
41 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
42 | 蝶の空七堂伽藍さかしまに |
43 | 一天の翳りなきとき帰燕かな |
44 | 土筆飯ならば少々神妙に |
45 | 老年や夢のはじめのすみれ道 |
46 | 雪残る頂き一つ国境 |
47 | 心地よき弾む話や春炬燵 |
48 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
49 | 水際に兵器性器の夥し |
50 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
2024年4月24日 16時58分更新(随時更新中)