現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年9月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
2 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
3 | 踏まれても咲く蒲公英のど根性 |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
7 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
8 | 東京都多摩市啄木鳥来てつつく |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
11 | 秋澄めり殊に疏水の水笑窪 |
12 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
13 | 気負いなき歩幅のしかと羽拔鳥 |
14 | 手庇を何回したり春の山 |
15 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
16 | 流浪して母の日母の墓知らず |
17 | 秋落暉水平線のその先は |
18 | スケートや青くかなしき空の魚 |
19 | 芋の露連山影を正しうす |
20 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
21 | 今は昔/父在り/母在り/蚕時雨あり |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 一睡のいづこに覚めんかきつばた |
24 | 鰯雲個々一切地上にあり |
25 | 使われぬ真珠のタイピン晩夏光 |
26 | ドア開けて人居ぬ人の日なりけり |
27 | 秋水の中でひかるも水ならん |
28 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
29 | あんぱんのあんの片よる鰯雲 |
30 | 秋澄めりよき言葉にはよき匂ひ |
31 | 人に死し鶴に生れて冴え返る |
32 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | 仏飯の隙間にありし雪のひだ |
35 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
36 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
37 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
38 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
39 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
40 | 初場所やかの伊之助の白き髭 |
41 | 一筋の秋風なりし蚊遣香 |
42 | 乱心のごとき真昼の蝶を見よ |
43 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
44 | 氷原に鷲来て吾の生身欲る |
45 | つまみそこなへばこはれさうな蟻だ |
46 | 入れものが無い両手で受ける |
47 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
48 | 《 》は水の育くむ水の塊 |
49 | 翡翠や一直線のわが青春 |
50 | ゆさゆさと風に身を漕ぐ蟷螂かな |
2025年8月29日 06時43分更新(随時更新中)